【感想】SSSS.GRIDMAN 後半戦に向けて前半戦(1~6話)の考察

 

1993年生まれのあのヒーローが90年代オタクに向けて、特撮とアニメのハイブリッドな熱い作品をぶつけてきた

 

SSSS.GRIDMAN

 

記憶喪失の高校生の響裕太ことグリッドマンが、街や人がリセットされてしまう世界で、戦う物語。

 

怪獣以外の描写がリアルに描かれ、怪獣とグリッドマンという非現実に深みを持たせている。キャッチーなOPから、日常で口ずさんでしまう。

 

 

 

 

僕自身、原作「電光超人グリッドマン」をあまり知らないですが、原作を知れば、より楽しめる作品です。

 

覚・醒

覚・醒

 

 

 

2018年11/17現在で6話まで、放送され、残りは7話で合計13話。

後半戦に向けて、より熱く、考察を進めるためにも、一度ここで前半戦の1~6話を振り返ろう。いわゆる特撮のまとめ回。

 

以下から、1~6話感想及び今後の考察について、ネタバレがあります。

各話ごとに、感想→考察→小ネタで進行します。

   

 

 

 

 

1.覚・醒

感想

アニメを見てるのに、特撮ヒーローを見ている・・・!そんな感覚。

巨大なヒーローが、物量を感じる表現で、僕らの日常の中で動き、戦っている。特にOPが流れてから、走って歩道橋を飛び越えるシーンはヒロイックさを感じました。怪獣特撮ならではの、下から、怪獣とグリッドマンを撮るアングルもくすぐってきます。

 

 

 

 

驚いたのが、人(アクター)が中に入っているような動き。怪獣もグリッドマンも重さを感じるような動き。そして、建物や車が壊れる描写がアニメなんだけども、特撮らしさを感じる。

 

あの青いグリッドマンはまだ本調子でない、クウガのグローイングフォームみたい。 

 

僕としては、建物が直ったり、主人公祐太の記憶喪失の謎要素が強い部分に非常に惹かれている。考察が好物なので嬉しい。

 

考察部分

眼鏡にひびが入った奴が怪獣を作っているのか。

戦闘があったのに、何事もなかったことに

グリッドマンに関係が深い人だけが、記憶が残ってる?

 原作のグリッドマンと関与があるのか。

 

あの雲のような怪獣はなんなのか。

 

そして、裕太と宝多立花の記憶を失う前に交わしたものとは?

 

小ネタ

 怪獣とGRIDMANの戦闘動画のコメントに「完全にライトニングアタッカーじゃん」と少なくとも「ウルトラマンオーブ」までが放送された世界。内海君、ウルトラシリーズ発言から、特撮オタク。

 

アカネが祐太に渡したスペシャルドッグは原作でも、登場。

 

 

2.修・復

感想

グリッドマンキャリバーかっこいいじゃないですか・・・

アクセスフラッシュもそうなんですが、

PCの前で、アクセスコード!グリッドマンキャリバー!と叫びたいです。

(風呂場では、やりました)

 

キャリバーさんが最適化したおかげか、公式サイトで見た赤い姿になりました。こっちのがヒーローっぽさがあって好きです。

 

変身バンクがウルトラマンまんまで円谷作品なんだなと感じます。

 

今回、新条アカネが怪獣を作成していることが判明。しかも怪獣の能力は、アカネ自身が嫌だと感じた意趣返しでの殺害方法。

(一話のクラスのボールで遊んでいた問川らは跳ねるような火炎弾で死亡)

 

 

考察部分

雲みたいな怪獣前回より、増えてる?

 

怪獣が殺したクラスメートは、元々、誰もいなかったことになっている。また高校入学以前から、死んだことになっている。

原作のグリッドマンは電子世界で戦っていたことに加えて、建物や物事がリセットされることから、この世界が仮想現実世界なのでは。

 

小ネタ

初っ端からの光線は特撮ネタあるあるで効かない。

ネクサスのスペースビーストやグレートのシラリー、パワードのバルタン星人ダダ、ゴモラ(ゴモラは何の作品のゴモラまでかは分かりませんでした)と怪獣部屋のキャラが多すぎて拾えない。

 

 

3.敗・北

感想

3話時点で、僕のベストエピソード。

剛力超人 マックスグリッドマンが僕の琴線に触れまくりです。

 

 

 特に、ジェット推進してからのパンチが僕の心を叩き殴ってきます。

 

アンチは元ネタのシノビラーとウルトラマンのゼットンを足したようなデザインで、特にゼットンっぽく、まさに強敵という。

 

アンチが空のお弁当を見て、悲しい眼差しをしていたのがグリッドマンに対する意思だけでない、心がある怪獣?それとも...

 

新世紀中学生の頼もしいユニークな助っ人は思わずにやける。一番強いということで、マックスが選ばれていたが、対地上戦怪獣の場合一番強いはありそう。

 

前半戦で、裕太がグリッドマンとして戦うこと(怪獣が人間ではないのかという考え)を悩み、アンチに敗北し、後半戦では、悩んでいたことがなかったように戦っていたことが少し疑問。

本当に裕太は吹っ切れて戦えたのだろうか。

 

考察

キャリバーさんらは一般人にも見えていない。恐らく怪獣登場時でも見えていない(教室に飛び込んだ際に、生徒がキャリバーさんではなく、怪奇現象のように倒れた教壇をスマホで撮影していたシーンから)

 

アンチに勝利後にジャンクから戻ってきたということから、裕太とグリッドマンが敗れた際にいた場所はジャンクの中?内海や六花が裕太の家に訪れても、いなかったのでは?

 

キャリバーさんが裕太らの教室に窓から侵入した際の黒板にルソーの第二の誕生や「マージナルマン」という社会学の用語が書かれていたことがとても気になった。

 

人は二度生まれるという前提のものであり、第一に存在という誕生、そして社会の一員や自我の芽生えが起きてからを第二の誕生

違う世界に属し、子どもや大人狭間、ハーフの国籍が異なる狭間、規範の異なる狭間といったどちらの文化にはさまれ、完全に同化できないことをマージナルマンという。

 

アカネは現実世界と仮想現実の狭間、もしくは違う何かの狭間に何かしらの理由で問題があって、怪獣を生み出している。または仮想現実の世界に閉じこもっているのではないか。

 

小ネタ

アカネの怪獣部屋にガイアの根源破滅天使ゾグの第一形態

 

4.疑・心

感想

僕も、新条アカネと合コンしたら、レギュラン星人分からなくて、殺されてた。

 

悠太と内海君らが初々しいのとマックスさんの頼れる先輩感が好き。

裕太君、六花のことが好きということを認識して、戦闘終了後に六花と少し距離が近くなるの戦闘ボーナス感ありませんか。

 

アシストウエポンの全員出動するときに、処理落ちするのが、こちらだけが有利に戦えない理由付けになっていて、僕的には嬉しい。

処理落ちということもあり、ぼくらのウォーゲームを思い出した。

 

二体怪獣がでてきて戦うのは、今回の敵の怪獣の形状といい、帰ってきたウルトラマンを思い出す。

 

 

考察

アカネと六花、前は仲良かったのは過去に何かあったのか

アカネにはキャリバーが見えていることが確認できた。

 

小ネタ

バス広告に、うーさーがいて思わず叫んでしまった。

 

 

5.挑・発

感想

何気に重要な回だったのでは。

あの街の外に電車で夢を見た裕太のアレクシスのようなものに槍を刺されていたのは、今のSSSS.GRIDMANではなく、旧グリッドマンのような気がしました。(膝のとんがり部分とか)

 

アンチ君、怪獣体がボロボロ。ちゃんと食べてる?

アカネを心配?したりと忠犬かな。

 

地味に出力の問題で大きくなれなかったり、ジャンクを直接持ってくるあたりにオタクの整合性を感じる。

 

やっぱり叫びたいアクセスコード バスターボラー!

バスターグリッドマンはアーミースタイルで、重戦車みたいで、ドリル使って欲しかった。(消火できて、ミサイルぶっぱなせるからファイヤーステイツっぽさもある)

 

今回の怪獣めちゃくちゃ好みです。カメラのカットに移り切らない巨大さ

 

考察

街の外に出るとき人が寝てしまうのは、「街の外」という世界を構築していて、キャラクターたちにとっては「Now Loading」という状況なのか。

 

六花がアカネにサンオイルを塗るシーンの際に、「背中とか傷がないし、羨ましい」という発言から、六花どこかに傷?もしくは仮想現実の世界であるとしたなら、現実のアカネは傷がある?

 

アカネが一学期は上手くいっていたという発言から、一学期から二学期の間に何かしらの原因、怪獣を作り出す原因があった。もしくは一学期まではグリッドマンが現れなかったことを指すのか。

 

小ネタ

手押し相撲はもはや死語(分かる人には分かる)

 

6.接・触

感想

六花はアンチ、内海はアカネ、裕太は少女と関わり物語が進行する。

 

食べ物を与えたり、シャワーに入れるなど六花とアンチの関わりが深くなる。

(キャリバーさんは家に入れるシーンを見ている)

 

アカネはグリッドマン=裕太について問いただすも、正体について教えない。

(ボラーはこのシーンを見ている)

 

裕太は怪獣少女と街の外にデート。後にアンチと接触。

(マックスは一緒にいるとこを見る)

 

皆が皆、誰かの正体や謎について知るのだが、情報の共有がなされないもどかしい感じ。ここから、いろいろぶつかりそう。

 

OPのあの子が現実世界のアカネかと思ったが、怪獣だったことに驚き、そして先代やボイスドラマ6.6話の新世紀中学生の発言から原作「電光超人グリッドマン」の繋がりがあることが確定。

 

 

アンチ、キャリバー・マックスの戦闘シーンかっこいいし、アンチ君怪獣だけど、たくさん悩むから一番人間らしい。

 

そして、アレクシスが本格的に動く。

 

考察

雲のような怪獣(毒煙怪獣ベノラのような姿)がガスで世界を思うがままにしている。つまりあの怪獣たちも戦闘が可能だとしたら、絶望的では。

怪獣少女アノシラスのつつじ台が生まれるもっと前からアカネの行動を見ていた発言から、今の裕太たちがいるのはコンピューターワールド?

そのコンピューターワールドをアカネが支配しているのだろうか。 

 

 

 

 

小ネタ

宇宙船の裏にオーイシマサヨシと内田真礼のソングコンビ。

表紙はアンドロメロス、ハンターナイト・ツルギ、テクターギア(ゼロ)

キーボードを物色したのが初代グリッドマンのカメオ出演

まとめて分かった今後の謎

 

  1. 裕太と六花の記憶喪失前の約束
  2. この世界はアカネが新たに作った仮想世界、コンピューターワールドを乗っ取った世界なのか、はたまた現実のある地点からの仮想世界なのか。
  3. 六花ママが新世紀中学生と会話ができているのも、謎。普通の人には見えないはずなのに。
  4. アカネの上手くいっていた一学期と二学期の間について。六花との関係性
  5. アレクシスの正体
  6. グリッドマン・新世紀中学生の目的

 

 

今後も楽しみで、原作の「電光超人グリッドマン」は完全に履修したのが楽しめそうなので、最終回までに見なければ・・・

新世紀中学生ヴィットのアクセスコードや合体も楽しみ。

考察大好きな人や特撮好き人からするとめちゃくちゃ面白くて、恐らく90年代オタクがメイン層な部分もあるが...

 

 

この調子だと、グリッドマンのフィギュア買いそうです。

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