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【感想】10話 崩・壊 SSSS.GRIDMAN 終わりのはじまりとグリッドナイト

 

 

終わりのはじまり。いきなりフルパワーグリッドマンというのも、特撮あるあるで負けたりしがちで、どこか暗雲が漂う。

そんな雰囲気のSSSS.GRIDMAN 10話『崩・壊』

 

 

今までも、自分にとっての世界を作るために怪獣を使い、世界を最適化=街を壊したり、人を殺したりしてきた。

 

何のために怪獣を作っているのか。

怪獣を作って、アカネにとって最適化した世界を作ろうとしても、グリッドマンによって何度も何度も邪魔をされてきた。

 

アカネが裕太とJUNKSHOPにて話すシーンでアカネのことを「神様の世界から逃げてきたのかも。」と発言しており、ここでいう神様の世界=現実世界、裕太らがいるアカネ神による仮想世界と解釈すると、自分の世界なのに、何も上手くいかない。

 

アカネが作った仮想世界は、現実世界で上手くいかないために作られた、現実ではない世界。それは、各回でも触れられており、前回9話では特に顕著だった。

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仮想世界ですら、上手くいかないアカネにとって、心理状態はバラバラで。何をしていいのかわからない不安定な状態。

 

だから、今回の怪獣は、歪んでいて何かわからないような姿をしている。

 

 

最初の着ぐるみというかまるで怪獣ソフビのような姿で、悲鳴のような鳴き声をしながら。

しかし、本当の中身は剝き出しの歪んでいて、掴みきれない心そのもの。

 

しかも、いわゆる『中の人』のスーツアクターが怪獣の中から出てくることは、あの新条アカネなら有り得ないはず。

 

彼女の部屋や内海との言動や今までのアカネ制作の怪獣を見れば、怪獣の王道が好きな人なら、あの逸れた何かを作るはずがない。

加えて、アカネが「着ぐるみ」のような状態の怪獣が倒された後に、「また負けちゃった」という発言から、あの『中の人』は想定されていないはず。

 

出てきてしまったのは、暗躍しているアレクシス・ケリブの影響のはず

 

得体の知れない気持ち悪さや理解できないような強さは、人が無理矢理視認できるような姿で、同じく得体の知れないグリーザを彷彿とさせる。

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【監督コメント付!】『ウルトラマンX』次回予告 第21話「美しき終焉」 (新ウルトラマン列伝 第128話 次回予告)

Tsuburaya Prod. Official Channelより

 

フルパワーグリッドマンがどんどんバラバラにされていくのは、目を背けたくなるような感情が沸き立ち、恐怖を感じた。

僕自身、世代ではないのだが、幼稚園の頃に、帰ってきたウルトラマンのスノーゴンが出てくる回で、ウルトラマンがバラバラにされてしまうシーンが脳裏に焼き付いていて。

さらに、怖くて泣いてしてまった思い出があって、そんな昔の記憶を思い出すような恐怖をあいつにも強く感じた。

 

冬の怪奇シリーズ まぼろしの雪女

帰ってきたウルトラマン
『40. 冬の怪奇シリーズ まぼろしの雪女』

   

助けに来たのは、あのグリッドマンを倒すために生まれた怪獣アンチだ。いや、もう彼は、夢のヒーロー『グリッドナイト』だ。

 

 

今回の作中で怪獣とは何なのかということが問われた。

怪獣は、アカネが作った悪意のようなものであり、生物でないとグリッドマンは解釈している。

アカネの定義だと、日常を壊すもの。

 

そして、だんだんと怪獣アンチが自我や生活することを学習し、自分とは何者なのかに疑問を抱くようになってきた。もうそれは上述の怪獣の定義から、違う何者かに変化しつつあることを表している。

 

 「俺に与えられた命の意味を、俺は探す。俺はお前を倒すために生まれ、お前を倒すために生きている。お前を倒すために…俺はお前と共に戦う!」

 

自分が怪獣でなく、グリッドマンを倒すためでない、初めての行動でグリッドナイトに変化したのが、キャリバーが言う通り、『本物』のヒーロー。

 

怪獣としてでなく、新条アカネを救うヒーローとして、アカネの感情から生まれてしまった怪獣の動きを読んで、八つ裂き光輪で倒すとこがかっこいい。

 

 

ボツ案として、原作のアカネポジションの藤堂武史がグリッドナイトに変身することが想定されていました。

初期案では中盤でグリッドマンのデータを盗み、悪の戦士カーンナイトへと変身してライバルとなり、途中で改心して味方となりグリッドナイトとなるという展開が想定されていた。これは前述のグリッドマンシグマへと引き継がれている。

藤堂武史 (とうどうたけし)とは【ピクシブ百科事典】

関連のグリッドマンシグマ (ぐりっどまんしぐま)とは【ピクシブ百科事典】

 

今回、リセットをしていた毒煙怪獣べノラもどきが、完全に倒されてしまった影響がどうでるか。

 

怪獣の使役ではなく、アカネ自身が裕太をカッターで刺したシーンで次回に続くという引きで終了した10話。アカネを救うことができるのか。

 

 第33話 もうひとりの武史 怨念鬼獣チドゲラー登場

原作の今回のカッターに関わるお話です。

 

最後に、疑問というか考察を。

怪獣が現れるまでの一週間アカネが休んでいたのは、本当に仮想世界の一週間なのだろうか。

 

その前後のシーンで、アカネの家からコンピューターワールドの風景が出ていたが、先生がアカネの休みについて、興味のないような素振りがおかしく感じていて。

フルパワーグリッドマンが登場した8話で、先生って変わったよねという六花の発言がある。その直後にグリッドマンの影響なのかな?という発言があり、現に前に比べればフレンドリーな先生に変わっている。あの先生はグリッドマンの影響を受けていない現実世界の先生、つまり現実世界での教室のシーンだったのでは。

 

これは前からだが、怪獣はビー玉のようなものが核みたいです。

グリッドマンが元々一つだったかもしれない発言から、まだもう一段回パワーアップしそう。それが原作の「電光超人グリッドマン」なのかは不明ですが。

 

次の11話も良ければ。是非是非。

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