【2018年 おすすめ】年間50冊の本を読んだ僕によるおすすめ本ランキング TOP5

 

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2018年もおすすめ本ランキングを決める時期に…!

とは、言いますが毎年地味に自分で勝手にランキングはしていました。

ただ、ブログ等で公開していなかったため、初公開です。

 

推理小説を好んで読みますが、今年は多様なジャンルにも多く触れた一年でした。多ジャンルに触れたことが、より多くの本を読めるようになったのかなとも思っています。

 

なお、今回の選出は2018年出版以外の本も多くあります。

今年読んだ本としては、50冊超え。この記事を書いているのが、12月中旬のため、恐らく2018年読んだ本の冊数としては、53冊前後かと。

 

年間100冊勢に冊数は負けていますが、好きな本や興味のある本を50冊も読めたので満足です。

 

 

目次

 

   

 

5位

ベスト本格ミステリ2018

著:本格ミステリ作家クラブ

 

近年の古今東西の特色あるミステリを集めたアンソロジー(異なる作者の作品をまとめたもの)

10作品あり、王道と言われるトリックモノはもちろん、ホラーや犯人視点で進められる物語、蛇から依頼をされる探偵もどきをはじめ、作品ごとに新鮮で楽しい気持ちが湧き上がる。

 

おすすめとしては、『夜半のちぎり』、『透明人間は密室に潜む』だ。

特に『夜半のちぎり』は読み進めていくと膨れあがる違和感と不安感がたまらないほど心地よい。最初の1本というのも最高の読み始めができる。

アンソロジーなため、食指が動くものから読んだり、自分のペースで読みやすいのも勧めたい理由の一つ。

 

収録作品

岡崎琢磨「夜半のちぎり」 
阿津川辰海「透明人間は密室に潜む」 
大山誠一郎「顔のない死体はなぜ顔がないのか」  
白井智之「首無館の殺人」 
松尾由美「袋小路の猫探偵」 
法月綸太郎「葬式がえり」 
東川篤哉「カープレッドよりも真っ赤な嘘」 
水生大海「使い勝手のいい女」 
西尾維新「掟上今日子の乗車券 第二枚 山麓オーベルジュ『ゆきどけ』」

城平京「虚構推理 ヌシの大蛇は聞いていた」

『ベスト本格ミステリ2018』本格ミステリ作家クラブ選・編|講談社ノベルス|講談社BOOK倶楽部

 

 

 

 

4位

小説 仮面ライダーエグゼイド ~マイティノベルX~ (講談社キャラクター文庫)

著:高橋悠也

 

エグゼイドが好きでない方は飛ばして頂いて構いません。

しかし、エグゼイドが好きな人は新たなゲームが待っています。

宝生永夢が28歳(TV本編では、24歳)になった2020年が舞台に。今までにない新しいゲームがアイツから、送られてきます。

 

今までに明かされかった事実を各キャラクターの視点を通じて、明らかになる。また仮面ライダーの小説ということもあり、戦闘描写も素晴らしい。本編等ではできなかった戦闘シーンに心が躍る。

 

本編、映画、Vシネマといったあらゆるメディア媒体をクリアした者に送るボーナスゲーム、いやトゥルー・ボーナスゲームともいうべきか。

さぁ、ゲーマドライバーという本を開いて、ゲームスタート!

 

ゲーム終了後には、こちらの感想記事を。

www.bokuto10.com

 

 

 

 

3位

仮面山荘殺人事件

著:東野圭吾

 

探偵ガリレオシリーズで有名な東野圭吾の比較的初期の作品。

密室もの殺人(クローズドサークル)が好きな僕からしたら非常に美味しい作品。

とある男女の集まりで事件が起こるのは、推理小説ではよくあること。誰が犯人なのかと考えを巡らせる。しかし、今回は、その8人に加えて、逃亡中の銀行強盗というスパイスがかけられる。

 

そんな非現実の中、銀行強盗たちには不可能な状況であるにもかかわらず、殺人事件が起こる。

 

ストーリーがテンポよく進み、トラブルや疑心暗鬼の状況に、まるで自分も山荘にいるような感覚に。読み進める手が止まらなくなる作品。綾辻行人さんが好きな方は特にハマると思います。

最後、読み終わってから表紙を見ることをお勧めします。

 

8人の男女が集まる山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入した。外部との連絡を断たれた8人は脱出を試みるが、ことごとく失敗に終わる。恐怖と緊張が高まる中、ついに1人が殺される。だが状況から考えて、犯人は強盗たちではありえなかった。7人の男女は互いに疑心暗鬼にかられ、パニックに陥っていった……。

『仮面山荘殺人事件』(東野 圭吾):講談社文庫|講談社BOOK倶楽部

 

 

 

 

2位

ランチ酒

著:原田ひ香

 

女性版 孤独のグルメというべきか。いや、それだけでは安易すぎる。

 

目を引くのは、もちろん食事の描写。同時に、食事の前後の主人公(犬森祥子)の少し変わった仕事やプライベートが詳細に描かれる。

ストーリーも第一酒と物語の章分けが多くなされており、気軽に読みやすい作品だ。進めば進むほどに、お店に行きたくなる。(お店は実在します)

 

美味しいものは、良くも悪くも自分の出来事に影響を及ぼす。悲しいときは、一時の忘れを。嬉しいときには、より嬉しくしてくれる。そんな食事の美味しさが胃袋と脳に食欲を訴える。食事の合間に挟まれる人間模様が、より食欲をそそり、物語に彩りを添える。続編を待ち望む作品の一つ。

 

へこたれてなんていられない。食べて、飲んで、生きていく!

犬森祥子の職業は「見守り屋」だ。
営業時間は夜から朝まで。
ワケありの客から依頼が入ると、人やペットなど、とにかく頼まれたものを寝ずの番で見守る。
そんな祥子の唯一の贅沢は、仕事を終えた後の晩酌ならぬ「ランチ酒」。
孤独を抱えて生きる客に思いを馳せ、離れて暮らす幼い娘の幸せを願いながら、つかの間、最高のランチと酒に癒される。
すれ違いのステーキとサングリア、怒りのから揚げ丼とハイボール、懐かしのオムライスと日本酒、別れの予感のアジフライと生ビール……etc.
今日も昼どき、最高のランチと至福の一杯!

ランチ酒/原田ひ香/著 本・コミック : オンライン書店e-hon

 

2018年12/13現在、『第一酒 武蔵小山』が公開されています。お酒と食欲が…

www.coffret-web.jp

 

 

 

 

1位 

ハリネズミの願い

著:トーン テレヘン 

 

2018年最初に読んだ本でしたが、「2018年のランキング1位だ」と思いました。

主人公のハリネズミがとても共感できるというか、まるで自分の物語なのでは…と勘違いを起こすほどに。

 

この本が大好きなんですが、あまり読み返す気持ちがないです。

それは、この本に感情が左右されてしまうから。この本は基本的にネガティブな思考で進行します。それは、誰もが一度は考えたことがあるであろう様々なこと。

でも、このハリネズミは大切なことに気づかせてくれる。落ち込んだとき限定ですが、読み返したくなる素敵な本。

 

初めて、読んだときは、なぜか涙が止まりませんでした。自己投影していたから、泣いてしまったのかもしれない。それほど、この本が心地よいと感じる人はフィットする。前を向きたいあなたへ送る。

 

ある日、自分のハリが大嫌いで、つきあいの苦手なハリネズミが、誰かを招待しようと思いたつ。さっそく招待状を書き始めるが、手紙を送る勇気が出ない。もしクマがきたら? カエルがきたら? フクロウがきたら? ――臆病で気難しいハリネズミに友だちはできるのか? オランダで最も敬愛される作家による大人のための物語。

トーン・テレヘン、長山さき/訳 『ハリネズミの願い』 | 新潮社

 

1位のハリネズミの願いに関しては、今年中にネタバレありの感想を後日執筆予定です。ああ、泣きながら書くのだろうな。

 

2018年12/31ギリギリに感想記事書きました

www.bokuto10.com

 

 

 

 

最後に 

ランキングとしては、新旧混じる作品になりました。

来年は、2018年よりも多様で質のある読み方で、 65冊を目標に。

50冊のうち3冊が、電子書籍で読んだのですが、手軽にいつでも読めるのが強いと感じました。そうなるとkindleが欲しくなる。

 

ランキング外からおすすめするのであれば以下の5冊を。

 

文章は「書く前」に8割決まる

著:上坂徹

 

この人みたいな文章を書いてみたいなと思った吉川ばんびさん(文も見た目も素敵なのがずるい)が勧めていた本。

 

ブログや仕事でも、参考になってます。

吉川ばんびさんの記事も面白いので是非。

bambi-yoshikawa.hatenablog.com

 

 

星降り山荘の殺人

著:倉知淳

 

ランキング同様にクローズドサークルもの。探偵キャラがとても魅力的。

1ページ目から、読書に対してフェアな挑戦状を叩き付けてるのがまさに推理小説の醍醐味でもある、読者VS作品を感じられる。甘美な推理ゲームを是非。

 

閻魔堂沙羅の推理奇譚

著:木元哉多

 

死んだ被害者が閻魔堂の娘の推理ゲームに勝利すれば、生き返ることができ推理小説。殺された者が限られた情報と時間で推理する珍しいスタイル。

シリーズもので、出版ペースがめちゃくちゃ早い。今なら追いつけます。テンポよく読みやすいのも良い点。

 

この本を見つけたのは、僕がブログをはじめたきっかけの一つの『ジゴワットレポート』さんの記事を読んでから。特撮+映画+日常の最強コンボが愉快すぎる。

www.jigowatt121.com

 

キャプテン・サンダーボルト

著:阿部和重、伊坂幸太郎

 

かつて少年だった大人たちの世界を救う物語。

トラブルとトラブルが見事にかみ合って、最強の殺し屋に追われる二人。

そして、助かるには、世界を救わなければいけないことが判明。日本を舞台にしたアクション小説。まるで熱くなる映画を見た感覚。特撮方面の知識があるとより楽しい。オタク的観点あると、よりおすすめ。

 

www.bokuto10.com

   

2018年の読書リスト

読んだ順番ではないです。すみません。

読書リスト下に今年読んだ本の一部で、感想記事を掲載しました。

 

1 筋トレが最強のソリューションである
マッチョ社長が教える究極の悩み解決法 
Testosterone
2 文章は書く前に8割決まる 上坂徹
3 僕たちはどう伝えるか 中田敦彦
4 ベスト本格ミステリ2018 本格ミステリ作家クラブ
5 ハリネズミの願い トーン・テレヘン
6 叙述トリック短編集 似鳥鶏
7 眼球堂の殺人~The Book~ 周木律
8 双孔堂の殺人~Double Torus~ 周木律
9 スコットランドヤードゲーム 野島伸司
10 将棋殺人事件 竹本健治
11 囲碁殺人事件 竹本健治
12 トランプ殺人事件 竹本健治
13 ランチ探偵 水生大海
14 ランチ探偵 容疑者のレシピ 水生大海
15 その可能性はすでに考えた 井上真偽
16 数字の国のミステリー マーガス・デュ・ソートイ
17 小説 仮面ライダーウィザード きだつよし
18 小説 仮面ライダー鎧武

砂阿久雁、鋼屋ジン、

(監修)虚淵玄

19 小説 仮面ライダーエグゼイド ~マイティノベルX~ 高橋悠也
20 御手洗潔のメロディ 島田荘司
21 ノックス・マシン 法月倫太郎
22 名探偵傑作短編集 法月倫太郎 法月倫太郎
23 美術の常識アートクイズ ベーシック編 美術出版
24 テトリス・エフェクト ダン・アッカーマン
25 月とアルマジロ 樋口直哉
26 スープの国のお姫様 樋口直哉
27 キッチン戦争 樋口直哉
28 死亡フラグが立つ前に 七尾与史
29 ドS刑事 三つ子の魂百まで殺人事件  七尾与史
30 ドS刑事 桃栗三年柿八年殺人事件  七尾与史
31 ドS刑事 さわらぬ神に祟りなし殺人事件 七尾与史
32 ランチ酒 原田ヒ香
33 星降り山荘の殺人 倉知淳
34 5分で読める! ひと駅ストーリー 本の物語 『このミステリーがすごい』編集部
35 5分で読める! ひと駅ストーリー 食の物語 『このミステリーがすごい』編集部
36 The TEAM 井上夢人
37 綾辻行人 選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎009 日本推理作家協会
38 未来職安 刈葉湯葉
39 横浜駅SF 刈葉湯葉
40 ライオット・パーティーへようこそ 水沢秋生
41 九マイルは遠すぎる ハリィ・ケメルマン
42 星を創る者たち 谷甲州
43 キャプテン・サンダーボルト 阿部和重、伊坂幸太郎
44 村上龍料理小説集 村上龍
45 仮面山荘殺人事件 東野圭吾
46 沈黙のパレード 東野圭吾
47 オーパーツ 死を招く至宝 蒼井碧
48 閻魔堂沙羅の推理奇譚 木元哉多
49 閻魔堂沙羅の推理奇譚 負け犬たちの密室 木元哉多
50 閻魔堂沙羅の推理奇譚 業火のワイダニット 木元哉多
51 異邦の騎士 島田荘司

 

 

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