東京都 蒲田に再びゴジラがやってきた。
『シン・ゴジラ』をはじめ、今までのゴジラの撮影品やスーツの展示、圧倒的物量で怪獣特撮に迫る品々。
その名も「特撮のDNA」
特撮のDNAとは
「特撮」と聞けば、子どもたちばかりでなく、つい興奮を覚えてしまうオトナも多いはず。それは、映画やテレビに繰り返し登場し、私たちの心をとらえて離さなかった怪獣やヒーローたちの記憶と密接にリンクしているからにほかなりません。彼らに憧憬して育った現代日本人の体内には、いつしか特撮のDNAが芽生えていたのです……!
「特撮」——この夢の技術を日本映画に初めて取り入れたのが、特撮の神様・円谷英二です。円谷率いる東宝特殊技術課(当時)の面々は、ミニチュアや着ぐるみを駆使した独自の撮影手法を編み出し『ゴジラ』をはじめとする数多の名作、名キャラクターを世に送り出しました。彼らが築いた技術と尽きることのない情熱は、デジタル全盛となったいまも、若い世代へと確実に受け継がれています。
本展は、「特撮の技術」とその「継承者たち」にスポットをあて、まだ見ぬ世界を具現化し、空想と現実の境界を軽々と飛び越えた特撮マンたちの仕事を展観します。
脈動し続ける「特撮のDNA」を、ぜひこの機会に体感してください。
出典:特撮のDNA 概要
感想
昔ビデオでしか見れなかったあの怪獣たちに心がいい意味で踏み潰される快感。
『シン・ゴジラ』が好きな僕としては、贔屓されてるのではと思うほどの品々。有給を使って公開初日に見た気持ちが蘇る。脳内は各ブースごとに、BGMを流すアレクサと化す程に、楽しかったです。
意外と驚いたんですが、小学校低学年ぐらいの子どもでも、ゴジラを知ってるんですね。ゴジラを見つめる目はキラキラと輝いていて。(大人たちも同じく)
閉館ギリギリに展示を見れました。
土曜日ということもあり、人は多かったです。親子連れや平成シリーズをみていた大人になってしまった人たちが多い印象。
1954年の『ゴジラ』から最新のアニメ版『GODZILLA』に加えて、東宝がかつて等身大ヒーローの『超星新グランセイザー』の展示をはじめとした東宝特撮が展示されている。いわゆる国内産がメインのため、海外版はなかったです。
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写真
僕のゴジラデビューとしては、デストロイア辺りです。なのでその辺りからシンゴジラまでの写真が多いです。また記事が重くなるのと、あまりにもツーショット写真や光の関係で自分が写ってしまった写真もあるため、厳選してあります。
入口を飾るのは巨大なシンゴジラ 第4形態。思わず手を上に向けて一緒に撮りました。
蒲田君こと第2形態。深海魚ラブカがモデル。
造形細かすぎ。
今にも迫ってきそうな第3形態。よく見ると第2形態とも細部が異なるのが分かる。顔の骨格や手、背びれが特に顕著。
ラストカットにズームされた実物の第5形態。これが有翼を会得し、空に飛ぶなら…!
オキシジェンデストロイヤーの実物
ゴジラの口や目玉の動くシーンのアップ用
空中には歴代モスラやバトラが。
ビオランテ大好き。植物なのにこの凶暴さ。
さすがG細胞…!
夢の全てが違うキングギドラたちの集合写真
昭和版メカゴジラのスーツ。
でかい。ロボロボしい。
世代的にはミレニアムメカゴジラ、いや機龍。
こちらはメカメカしい。
FINAL WARSのモンスターX。
このときのガイガンもっと好き。
展示ならではシリーズ。
ゴジラの目。ちょっと怖い。
一瞬、絵画と思うが、ゴジラとギドラの肌。
これ売ったら、結構需要あるはず。
当時の脚本。当時は『ゴヂラ』という案もあった証拠。今は「ゴジラ」で伝わりますが、「ゴヂラ」だった世界もあるかもしれない…!
『シン・ゴジラ』の絵コンテ。これめちゃくちゃ見入ってました。樋口監督(特技)が描く第4形態の咆哮が僕たちのオタク琴線を破壊する。
イメージボードも併せてどうぞ。
最後に待ち構えるのは、特撮セットにいるゴジラ(ミレニアムごろ?)とモスラ
展示が終わるように、オキシジェンデストロイヤーで亡くなったゴジラで幕引き。
最後に
海外でもゴジラのDNAは脈々と繋いでいる。改めて、ゴジラが僕たちにエンタテイメントを与えてくれた。「ゴジラ」それだけで通じるのはやっぱり圧倒的認知度の高さなんですよね。日本、今や世界に「ゴジラ」が血となり、流れているのではないか。ある意味で『シン・ゴジラ』の第5形態が目指した翼で羽ばたき、世界を駆け巡ることができたのではないだろうか。次回があるなら、海外版も含めた展示だと嬉しい。
お土産に限定ポストカードを。
円谷のウルトラマン風のシルエットカードイラスト。シンプルでかっこいい蒲田君。
物販コーナーで、デストロイアが描かれた本をねだってた子どもが脳裏をよぎる。