DA!といいつつ、2月はもともと28日しかないのに加えて、後半インフルエンザに感染したりと運が悪い月。
中盤まで面白い作品を当てる勘が冴えてたのか、読書スピードも良かった故に、もっと読めた感覚があるから少し後悔…。
でも、今回もいいペースを維持してる自分を褒めてあげたい。
今月のおすすめ本
・休む技術
休みって目的ないと無駄に過ごしがちじゃないですか?有給取るのも体調悪くて休む消極的な有給の取りがちになってしまって。
休日でも、日曜日の夕方には「ああああ、明日仕事じゃん。もうサザエんさんはじまる…」という悪魔のサザエさんシンドロームになってしまったりしがち。
だからこそ、休日をより有意義に楽しみたいと思い、本屋の平積みの棚から手を取った。
全部が全部当てはまるとは限らないと思いますが、休日の次の日の憂鬱さを解消する方法を紹介したい。
休みの次の日にも楽しい予定を入れてしまえばいいだけ。
単純なんですが、意外と気づきにくい盲点だった。今思えば、月曜日にauマンデーで映画が通常より安く見れるのは、理にかなった商法だったのでは?別に映画でもなく、仕事終わりに美味しいご飯を食べに行く、ちょっと高いケーキを食べるのでも良し。デートに行くのでも、自分に楽しいご褒美を入れることがサザエさんシンドロームの心理を少しでも和らげることができる。
各編が最初から読まなくても、興味のあるとこから読み進めることができるので、面白いとこまで我慢して読み進めなきゃいけないという強迫観念に囚われなくてもいいんです。好きなとこから読んでみませんか?
2019年2月の読書記録
今月は前述の本を含めて7冊を読みました。
今回は、一冊読み終わったら一冊を読むではなく、同時並行で4冊を一気に読んでいました。なので最初は読み終えるのに時間がかかったんですが、一気に読み終わった本が複数冊になると謎の満足感が味わえました。
・どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉
「十角館の殺人」や「Another」で有名な綾辻行人の犯人当てゲームをメインにした短編かつ5話からなる作品集。物語の主人公は、著者自身。なぜか他の作家から推理当てゲームをはじめ問題が提示される。推理当てゲームと意識すると面食らう作品。
個人的には、『フェラーリは見ていた』、『伊園家の崩壊』が好み。伊園家ってあれですよ。あれ。
第一話 どんどん橋、落ちた
第二話 ぼうぼう森、燃えた
第三話 フェラーリは見ていた
第四話 伊園家の崩壊
第五話 意外な犯人
・ジェリーフィッシュは凍らない
舞台は近代でなく、1980年代。さらに事件現場は空の小型飛行船ジェリーフィッシュという気球みたいな飛行船。現代の「そして誰もいなくなった」と謳われるように、密室殺人事件。登場人物のほとんどが外国人の中、ズボラだけど魅力あふれるマリアとその部下の唯一の日本人刑事の漣とのやり取りもユニークだ。
事件が起こる空中組とその事件が発生してから調査する刑事組の異なる時間軸が章ごとに入れ替わり、片方で見えないことが、もう一方では明らかになり、最後に本当の真実が見える。そんな視点を織り交ぜて進み、楽しく読むことができるミステリ作品。続編の「ブルーローズは眠らない」も読みたいというか、来月読みます。
あらすじ
特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。その発明者であるファイファー教授を中心とした技術開発メンバー6人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところが航行試験中に、閉鎖状況の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。さらに、自動航行システムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。脱出する術もない中、次々と犠牲者が……。
出典:ジェリーフィッシュは凍らない - 市川憂人|東京創元社
・拝啓、平成仮面ライダー様 ―「変身」と言う名の過去と未来―
部屋の掃除をしたら、本棚からひょこっと出てきた怪書。
なぜ、封印してあったかの理由は読めば分かる。
個人出版とはいえ、よく紙媒体にしてしまったというヤベーイ本。
・りさ子のガチ恋♡俳優沼
2.5次元舞台俳優にガチで恋してしまうりさ子の物語。著者の松澤くれはさんが、俳優や演習家ということもあってか、本当に俳優たちの見えない部分ってこうなってるのではというリアルさを感じます。
また途中りさ子が追いかける俳優の熱愛スキャンダルが報道されるのですが、週刊誌さながらの記事が差し込まれているのが新鮮。同じようにブログやLINEのトーク画面も挿絵で見れるのも、現実感があります。舞台俳優、応援する人、そしてそれらを取り巻く職場やプロデューサー、ドロドロな関係が垣間見れるホラーチックな作品。
グラーフ・ツェッペリン 夏の飛行 (Kindle Single)こ
- 作者: 高野史緒
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・グラ-フ・ツェッペリン 夏の飛行
kindleオンリー出版で、プライム会員なら2019年3月9日現在、無料で読めます。
昔見たあの飛行船は実在していたのか。それともただの夢だったのか。そんな子どもの頃に見た飛行船の存在を確かめるため、当事見た場所でVR機器のような発明品を通じて、過去にタイムスリップする作品。
ちまちま読むよりも、一気読み推奨です。50ページなので、胃もたれはしないはず。個人的には、専門的単語が多く若干の読みにくさはありました。
この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議(DIALOGUE BOOKS)
- 作者: ブング・ジャム,古川耕
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・この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議
2003年のカドケシから始まった文房具をもう一度見つめ直し、新たな時代に進む10年を様々な文房具やそれを取り巻く会議の議事録を読んでいる感覚の本。僕自身、大学受験の際に、ゲルグリップのシャーペンをゴリゴリに使っていた世代だったので、楽しく読めました。また今でも使っている人が多い消えるボールペンのパイロットフリクションボールペンのことについても熱く語られるているのが面白い。また日本特有らしいのですが、ボールペンはノック式を好む(海外はキャップ式が多い)だったり、YouTuberによる文房具のバズりなどデジタルと文房具の未来についても語られる。
180ページありますが、インタビュー形式みたいなとこがあるため、スラスラと読みやすい。文房具マニアでなく、文房具を一度でも触った人であるライト層にこそ読んでもらいたい本。
コクヨ 消しゴム カドケシ 20x50x20mm ケシ-U700N
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来月の予定と2月の読書メーター
読んだ本:7冊
読書ページ:1648ページ
ナイス数:17ページ
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今思えば高校生の練習多めの部活の時のが休みの価値を知っていたのかもしれない。
え、小説系が多いって?それは好きだから許してくれ。来月は短歌系を読みたい。あんまり読んだことのないジャンルですが、ちょっと面白そうな本を見つけたので来月にでも…!