【感想】2019年3月の読書記録

気づいたら3月も終わり、4月になってしまいました。今月で平成も終わり、新元号の令和が発表され、いろんな事の変わり目だと思います。僕自身も、多く身の回りが変わりそうというか、変わったか。

とはいえ、今月の投稿が遅れてしまった…

 

3月は変化のための準備期間としていたこともあり、あまり本を読んだ感覚がないです。スキマ時間で読むタイプなので、休日にまとめて読むことはあまりしなかったので新鮮でした。

個人的には、スキマ時間で読むのが合っているみたいです。

 

 

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目次

 

今月のおすすめ本

人生は20代で決まる――仕事・恋愛・将来設計 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
人生は20代で決まる――仕事・恋愛・将来設計 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

人生は20代で決まる――仕事・恋愛・将来設計 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

 

 

・人生は20代で決まる――仕事・恋愛・将来設計 

友人から勧めらた一冊(Daigoの受け売りしただけ、でも感謝。Daigoの有料ニコ生面白いからおすすめ、これは友人の受け売り)

なんか今の時間が永遠に続くんだなと思っていた。結婚を後回しに、趣味や遊びを続けていずれ結婚かなぁ程度にしか考えていなかった。だから課題を後回しにしがちだし、あまり未来のことって考えたくないじゃないですか。

でも、未来は〇〇代になってから…とかよく聞くけどその前の方向を定めるときの指針に二十代は非常に非常に非常に、重要なことを気付かされる良本。セラピストである著者と患者のやりとりは、自分が患者となり、セラピーを受診してる錯覚に陥る。それは世界の僕ら若者が共通の課題を見ないようにして生活しているからだ。

今すぐ、未来を見ろなんて言われても分からない。君の選択したカードは、今にとっては多少の変化だとしても、十年後にとっては大きな方向転換となる選択だ。僕のための、君のために、未来を叶えるためにも、目標を意識して、それに向けて走る。

こんな意識が芽生えるほどに、時間は大切であり、有限なのかを痛感させられる。

友人から借りましたが、これは自分でも購入して手元に置いておきたい。

 

 

 2019年3月の読書記録

森に願いを

森に願いを

 

・森に願いを

 

住宅地の中に存在している森。それは、雑草のような空き地でなく、しっかりと「森」と言い切れる程に、手入れがなされ、人を呼び込む。

友人に言ったあの一言や私のができるのに、なんでアイツばかりが持て囃されるのか。そんな心の闇を抱えた人でも、自らが前に進めるよう森は受け入れてくれる。心の闇に森とその管理人が解決するのではない。森に訪れた人が自分と向き合う。そんな場所を彼は管理している短編集。

 

淋しいのはお前だけじゃな

淋しいのはお前だけじゃな

 

・寂しいのはお前だけじゃな

 

い。が抜けてるのではなく、「じゃな」で正解です。

肯定を必要とする君といて平気平気が口癖になる

 

四百字ぶんの升目を埋めるにも足らぬ三百六十五日

 

これが特に好き。読み返しも早くできるて、世界にのめり込みやすい。

ブルーローズは眠らない

ブルーローズは眠らない

 

・ブルーローズは眠らない

前作「ジェリーフィッシュは凍らない」の続編。今回は青いバラを育てた神父が新聞に投稿された。同時期にそのバラは嘘であり、本物はこちらだと反論する学者。その権利問題の中、関係者が殺される事件が発生する。

しかし、その事件は十年以上前に書かれた、子どもの日記と酷似していた。これは予測された事態なのか。そんな奇妙な謎にマリアと蓮のバティが挑む。

そして、それを繋ぐ青いバラだけは、存在していた。青いバラが示すものは何なのかを巡る推理小説。

個人的には、前作のが好き。

 

 

吉原百菓ひとくちの夢 (メディアワークス文庫)

吉原百菓ひとくちの夢 (メディアワークス文庫)

 

・吉原百菓のひとくちの夢

舞台『仮面ライダー斬月』のnoteの記事を読んだり、自身が書いたブログに言及していただいたりとメロンが繋いだきっかけで手に取った本。

なぜ、手に取ったかといいますと、文書がストンと入ってくるんですよね。齟齬がなく、すらすらと読める感覚が心地良かった。

主人公がみかん好きなのは、もしや?

 

舞台は江戸時代の遊郭吉原。そこで働く遊女や仕出しの料理を作る料理人の物語。いや、詳しく言うなら菓子が専門の江戸時代のパティシエの物語。難癖をつける商売人、甘い物が好きな力士が断食していたりと、様々な客が訪れ、お菓子を通じて、解決していく。

ひとくちの夢とタイトルにある通り、主人公の太助はこの意味を様々な事件に関わることで、気付いていく。最終章のある人物のお菓子の定義は、美しい。とだけでも言っておこう。

 

体育館の殺人 (創元推理文庫)

体育館の殺人 (創元推理文庫)

 

・体育館の殺人

体育館で密室殺人事件が起きる物語。

高校生探偵の工藤新一にオタク要素を足した探偵役。基本的にはロジカル。しっかりと何故密室殺人が起きたかを小さいとこから崩していき、犯人を追い詰めていくスタンス。本格ミステリに見られる事件解決編と言われる章に差し掛かる前、読者への挑戦状が叩きつけられる。

クローズドサークル(密室殺人)にひねくれや難癖でなく、真っ向から取り組んでいるので好き後、卓球部部長ちゃん可愛すぎ。

 

あらすじ

風ヶ丘高校の旧体育館で、放課後、放送部の少年が刺殺された。外は激しい雨で、密室状態の体育館にいた唯一の人物、女子卓球部部長の犯行だと警察は決めてかかる。卓球部員・柚乃は、部長を救うために、学内一の天才と呼ばれている裏染天馬に真相の解明を頼んだ。アニメオタクの駄目人間に──。

体育館の殺人 - 青崎有吾|東京創元社

 

水族館の殺人 (創元推理文庫)

水族館の殺人 (創元推理文庫)

 

・水族館の殺人

体育館の殺人の続編。舞台は学校から水族館へ。

今作もロジック。ただ、個人的には前作のが好き。前作以上に登場人物の心理に踏み込んでいるのが印象的。

 

 

 来月の予定と3月の読書メーター

読んだ本:7冊

読書ページ:2076ページ

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今月から通勤ルートが変わり、満員電車に揺られながらの読書Timeになってしまい、ストレスフルになりがち。早めの電車に乗って、揺られながらの快適電車で読みたい。

では、来月に!

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