スマホにロックマンエグゼがいる世界がやってきた ~AIが僕たちにもたらすもの~

あなたはロックマンエグゼという作品を知っていますか。カプコンよりゲームボーイアドバンスで発売され、6シリーズまで作成された人気タイトル。リメイクやスマブラをはじめとした外伝作品もあり、加えて、公式ではないがyoutubeでの対戦動画が今もなお配信されている。

ゲームシステムは3×3の9マスを自分が組んだバトルチップを操る、カードバトルアクションとでもいうべきだろうか。特にユーザー同士の対戦が非常に面白いのだが、今と違い2000年代前半はWi-Fiをはじめとした通信環境が整備されておらず、通信ケーブルなるもので対戦を行なうため、対戦ができなかった人も多いかもしれない。

(通信ケーブル持っている人はめちゃくちゃ待遇が良い扱いをされていた記憶)

 

ロックマンエグゼの世界では、PETという電子端末に各人それぞれが生活をはじめとした様々なサポートを行ってくれるパーソナルナビがいる。電脳世界であらゆる物やサービスをナビが管理している近未来的舞台だ。

2000年代前半ではその世界がまだ考えにくい部分もあったかもしれない。物語もゲーム環境も早すぎた作品という一面もあったが、そこに僕たちは惹かれていたというのもまた事実だ。

そんなロックマンエグゼの世界に、今現実が追いつきつつある。

 

PETはスマートフォンに、ナビはAIに。

YouTubeやSNSや電子決済をはじめ多くのことがスマホ一つで事足りつつある。さらに現在、携帯のほとんどがスマホを持つ世界に変わりつつある中で、ロックマンエグゼがスマホの中にいると言っても過言ではない世界が実現しつつある。

「ロックマン、明日6時30分に起こして。」

疑似的に

「OK Google 明日6時30分に起こして」と呼び名が変わっているだけのことに気づいた。

 

これは僕たちの世界でいうとスマホのAppleの「siri」やGoogleの「Google アシスタント」にあたる。また、AmazonデバイスのAlexaも該当するだろう。

今僕たちの身の回りにも多くのAIが活用されはじめている。

例えば、スマートフォンで活用されているAppleの「siri」やGoogleの「Google アシスタント」。

 

夜寝る前に、「OK Google 6時に起こして」と言うと音声を認識し、Google pixel内の時計のアプリでアラームを設定する。

音楽を流してと言えば、AIがスマホ内部のデータやYouTubeのネットから検索し、任意の曲が流れる。

スマートフォンだとこのような使い方が多く、汎用性が高いAIだと言える。

 

逆に汎用性は少ないが専門的なAIも存在する。

例えば、洗濯機。中に入っているものをAIが判断し、水の量やコースを選択し、汚れが多いと自動的に時間を延長する。またスマホをはじめとしたデバイスと連携し、洗濯終了の通知や洗濯コースの選択が実現できている。

また電子レンジは以前から、温める以外にも煮る・焼く・揚げるといった機能を追加してきた。それにAIを入れるとどうなるだろうか。冷蔵庫の中の食材を教えるだけで、料理を提案をしてくれたり、レシピまでを教えてくれる。また気分を伝えるだけでも料理の提案をしてくれる。

 

「家電事業統合」控える日立、AIが“洗い方”決める洗濯機を発表 (2/2) - ITmedia ビジネスオンライン

 

そもそもなぜこの記事を書こうとしたかは、自身がロックマンエグゼ直撃世代に加えて、グーグルアシスタントによるAIが生活に結びつつあることに気づいたからだ。

当時はまだ生まれていなかったIoT化(Internet of Things)が日常レベルから果ては世界征服を可能とするものまで進化された世界で起こる事件を解決し、バトルネットワークの世界にのめり込んでいた。

(エグゼ5、6は未プレイ。実況や動画で内容の枠組みや電脳獣等は知っています)

 

現在IoT化やAIが発達する世界では、ロックマンエグゼの敵組織「WWW」のようなネットワーク犯罪が今まで以上に発展する可能性も出てくる。急速に発達しているが故に、セキュリティ対策が万全でないものもある。さらには、実際にAIを活用するAmazonのアレクサの音声や情報を管理会社であるAmazon社が盗聴していたと疑われる事態までもが発生している。

アマゾン『Alexa』に盗聴問題。録音した会話を顧客情報と紐付け&面白い内容は従業員で共有とヤバい(篠原修司) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

初代ロックマンエグゼの最初の事件では、IoT化がされた電子レンジをハッキングし放火事件を、火野ケンイチがオペレートするファイアマンが引き起こしていた。

現実では、メーカー側もそんなザルセキュリティではないし、ハッキングする側もそこまで高度なこともできるとは思えない(著者主観)

しかし、そんな事件が起こるということも、可能性がゼロではない。

 

本当にロックマンエグゼの世界が近づきつつあるというのはあながち間違いではないはずだ。ロックマンエグゼの世界の設定は西暦200X年。やっとここにきて追いついてきた。そう遠くない未来、自身の生活をサポートするAIがやってくるだろう。いや、ここでいうならロックマンと言うべきか。

サポートしてくれるロックマンがいる世界を僕は待っている。叶うならば僕自身が、会いにいくために開発するというのも手か。

 

バトルネットワーク ロックマンエグゼ

 

バトルネットワーク ロックマンエグゼ3 BLACK

バトルネットワーク ロックマンエグゼ3 BLACK

 

 個人的にはエグゼ3が大好き。特にブラック版が好きで、七星揃えや対戦に一番白熱していた。好きなPAはドリームソードとダブルヒーロー。実用的ならフォルダリターン…