【感想】2019年 新生活4月の読書記録

4月は新生活という人も多いのではないでしょうか。かく言う僕も環境が変化し、慣れることで精一杯だったという印象があります。

変化の連続が多く、大分肩ひじを張っていたような気がします。そんなこんなで記事を書くにも、今までとは異なるスタイルで書く必要があり、その辺りは現在模索中です。

 

 

先月の記録はこちら

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今月のおすすめ本

 

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グレイヴディッガー (講談社文庫)

グレイヴディッガー (講談社文庫)

 

・グレイヴディッガー

 
良いことしようとした矢先に、なぜ俺は追いかけられる?

 

今回の主役(八神俊彦)はある出来事をきっかけに、悪事から足を洗い、骨髄ドナーの提供者になり、白血病患者を救うため、病院に通院していた。そんなとき、友人が左右の腕と足を交差するように結束バンドで結ばれ、浴槽に入れられた変死の現場に直面する。

 

ここから八神俊彦の逃走劇がはじまるのだ。状況的に彼が殺人をしたと疑われ、前科を持っていたこともあり全国指名手配される。さらには、都内全域で無差別連続殺人事件が発生する。

彼を追うものは警察だけではない。

作品のタイトルにあるようにグレイヴディッガー(墓堀人)が彼を追いかける。グレイヴディッガーは見えない炎を操り、人を燃やすことができる。

それでも、彼は骨髄ドナーのために病院に辿り着かなければならない。

 

そんな逃走劇はノンストップアクションミステリ映画といっても過言ではないほどに描写が脳裏を駆け巡る。複数の思惑を持った様々な集団が事件に当初から関わっていて、最初から最後まで謎たっぷりです。

一番の素晴らしい点は、主観がコロコロ変わるのですが、それを違和感なく読み進められる点が良い。まるで映画の場面転換のように、切り替わる。

作者が実際の場所をモデルにしたこともあり、地図を見ながら逃走劇を体験でき、没入感が最高です。まだ4月ですが、僕の2019年ミステリ小説のトップ3に入るぐらいに好きです。

 

 

 

2019年4月の読書記録

今月は6冊の本を読みました。実は仕事関係の本を読んでいたのを含めれば、8冊になります。どちらかというと参考書寄りなため、今回冊数には入れていません。

2019年では、62冊を目標に進めています。

現在4月分を含めて28冊。4ヵ月で28冊ということは、1年計算だと84冊になります。ひそかに100冊いけるのではと思っていましたが、タイムマネジメントをもっとしないと難しい。

 

ショートソング (集英社文庫)

ショートソング (集英社文庫)

 

 ・ショートソング

 

先月の『寂しいのはお前だけじゃな』を執筆した作者(桝野浩一)の別作品。

チェリーボーイな大学生の克夫が憧れの先輩と同じ趣味である短歌とその先輩とある関係を持っている洒落た伊賀と出会い、物語がはじまる。

官能小説か?と疑問を挟むほどに、性に対しての表現が多め。登場人物の感情や描写はもちろん地の文やセリフからも伝わってくる。

本作品はそれよりも、短歌(5・7・5・7・7)を通じて感情を吐露することが多い。その短歌に対して、読書や登場人物はその歌に込められた感情を読み取る。

短歌がたくさん出てくることもあってか、なぜか心情を短歌で表す癖が一時ありました。

 

Genesis 一万年の午後 創元日本SFアンソロジー

Genesis 一万年の午後 創元日本SFアンソロジー

  • 作者: 久永実木彦,高山羽根子,宮内悠介,加藤直之,秋永真琴,松崎有理,吉田隆一,倉田タカシ,宮澤伊織,堀晃
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2018/12/20
  • メディア: Kindle版
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 ・Genesis 一万年の午後 (創元日本SFアンソロジー) 

 

SFアンソロジーと表紙の衝動欲求を駆り立てられ衝動買い。 久永実木彦『一万年の午後』が特に好き。人類がAIロボットに各星の生態調査を行なうよう指示し、ロボットたちはブレることなく、皆が同一であり、無個性であることを掲げて生活をしている。

しかし、その奥にひそめた個々の小さな差が、性格や心を成長させ、ロボットたちは自我に目覚めつつある中で起こる事件が面白かった。

特にドキュメントファイルが聖典になっているのも、何が正しくて正しくないのかを表わすのが個性溢れる人間が作ったものというのとディストピア感が溢れている。

 

特撮好きとして面白かったのが、高山 羽根子が描く『ビースト・ストランディング』。

僕らの世界は雨が降ってきたり、天候に左右される。そんな天候の一つに怪獣が降ってきます。今僕たちが着ている洋服が太古のもの扱いされていたりと遠い未来のある物語。設定がツボで、パワードスーツなるものがあるのも好き。

 

あらすじ

自然現象のように“怪獣が降ってくる”現象が頻発するようになった日本。人々の間では出現した怪獣を持ち上げる競技が流行していた。プロの選手は管理された怪獣を用いる公式競技やショウリフティングで活躍し、そうでない者は街中に降りてきた個体を保護局が来る前に持ち上げる“野良プレイ”を楽しんでいた。しかし、怪獣たちがどこから来るのか、何のためにやってくるのかはいまだ解明されていない。

 出典

ビースト・ストランディング-Genesis SOGEN Japanese SF anthology 2018- 創元日本SFアンソロジー2018

ビースト・ストランディング-Genesis SOGEN Japanese SF anthology 2018- 創元日本SFアンソロジー2018

 

 

 

一生楽しく浪費するためのお金の話

一生楽しく浪費するためのお金の話

 

 ・一生楽しく浪費するためのお金の話

 

長く遊ぶためにはどうすればいいのかのハウツー本。

いろんなオタクのモデルがあり、趣味に関しては皆惜しみなく使う生活をより豊かにするための本。新社会人や浪費オタクに向けた、確定拠出年金やNISAの話題を噛み砕いて話していたり、多くのライフスタイルをモデルに具体的な金額や自分のモデルをイメージしやすいのかなと思います。

 

スコットランドヤード・ゲーム(小学館文庫)

スコットランドヤード・ゲーム(小学館文庫)

 

・スコットランドヤード・ゲーム

 

年に一度は読みたくなる。主人公の樽人が共感し、憧れであり、追い越さなければならない。クッキーもまた素晴らしく、かっこいい。

 

詳しくはこちらに

www.bokuto10.com

 

 

最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常

最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常

 

 ・最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常

 

音楽から彫刻、先端のプロジェクションマッピングまで芸術というくくりを超えて、多様なものに関わり、心が求めるものを形に、如何にして、素晴らしく見えるかを垣間見るインタビュー形式の書籍。

例えば、音大の人って華やかなイメージを持つ人が多いと思うんですよ。でもその裏ではとても想像できないほどに努力されていて。その努力や作品に対しての情熱がユーモアある描かれ方によって、一つのエンタメとなっている。こんなことまでするのってぐらい本に出てくる人たちは、努力に努力を重ねていて、自分が少し情けなくなってくる。

 

僕自身、芸術分野に携わる人や関わった人たちを振り返り、この本と照らし合わせるとそういう人もいれば、違う人もいた。でもそれって、多様性であり、どれも方向が違うだけで素敵なことに変わりないんですよね。

僕はそここまで夢中になれる学問がないから、ある意味では嫉妬しているのかもしれない。何より藝祭に行きたくなる。

 

来月予定と5月の読書メーター

読んだ本:6冊

読書ページ:1890ページ

ナイス数:26

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現在は3冊の本を同時に読んでいます。その中の一冊がはじめて触れたような本ということもあり、読むのに苦労しています。その辺りは来月の記録記事で触れたいと思っています。

新環境に慣れないのか、帰宅の電車の中では、本を読むのができないほどに脳をフル回転してオーバーヒート気味で頭が痛くなります。

 

来月か再来月はプライベートで環境が変わり、大きく変わる年なので、その際にご報告って感じですかね。

それでは来月で!