【感想】ザ・オカダ感な『ザ・ファブル』

僕は岡田准一が好きなんだと思う。特に『SP』のときのスタイリッシュさもありつつ、敵からの反撃があったりする現実味のあるアクションが最高に好きだ。そのアクションが再び映像で見れる。漫画が原作の『ザ・ファブル』。凄腕の殺し屋を演じるのが我らの岡田准一だ。

 

僕は原作の漫画を知りません。そのため、物語の展開が原作に沿っているかいないかは分かりません。本記事は漫画の原作や本作品の物語の展開には、ほぼ触れません。ただ僕は岡田准一がアクションをするということだけに興味を惹かれ、岡田准一が好きなだけで見にいった。

 

あらすじ

標的を6秒以内に仕留める圧倒的な腕前から裏社会で恐れられる殺し屋、通称ファブル(岡田准一)は、ボス(佐藤浩市)から「殺し屋を1年間休業し、大阪で一般人として普通の生活を送る」というミッションを命じられる。1人でも殺したら処分されるという条件のもと、佐藤アキラという偽名を使い相棒のヨウコ(木村文乃)と兄と妹という設定で、生まれて初めて普通の生活をすることになる。

出典:ザ・ファブル (2019) - シネマトゥデイ

 

 

岡田准一の衣食住+アクションという岡田尽くしだったという印象しかない。というか見てから一週間経っているが、思い出しても岡田、岡田しか脳裏を駆け巡らない。

予告でアクションを見せていたこともあって、アクション尽くしかと思ったんですよ。でも蓋を開けてみるとそこには岡田准一がいた。

 

筋トレをする岡田准一。

居酒屋で食事をする岡田准一。

仕事を探す岡田准一。

風呂に全裸で入り、浴槽で寝る岡田准一。

絵を描く岡田准一。

そう、あのシーンもこのシーンも岡田!オカダ!Okada!

 

もうゲシュタルト崩壊を起こすほどに、岡田100%な作品になっている。

俺は岡田准一推しの特典映像を見ているのかと錯覚を起こしそうになります。Tシャツから浮き出る実戦的な筋肉の鎧は、男から見ても体幹がしっかりしていて羨ましい。一目見て強いと分かる肉体。

 

そして期待すべきアクションシーン。良かったんです。良かったと思うんです。ただ、もっとあっても良かったと思うんです。殺さない殺し屋故の縛りアクションが多く見れると思った故に、ラストシーンに銃を使っていたのがもったいないなと感じました。

ガンアクションは殺し屋禁止令が出るまでにしておけば、両方のアクションの差別化が図れたのかなとは思いました。僕の中ではどうしても殺し厳禁=銃は使わないの脳内方程式が成り立っていた故に…

キッチンテーブルの上を滑りこんで相手に蹴りを入れるシーンは思わずかっこいいと劇場で声を漏らしそうになりました。あの密室だからこそ、輝くリプレイしたくなるシーンだった。建物と建物の間を壁伝いでスムーズに登る様も驚いた。やっぱりCQCや徒手空拳こそ岡田准一のアクションは光ると思うんですよね。

(見る前から勝手に舞い上がって、アクションシーン満載の満載ぐらいにハードルを上げて見てしまった気持ちがあったのは事実)

 

岡田准一というワードの多用をしたことをここで謝罪します。でもそれだけ岡田准一でした。ということは内容は…察してくれると幸いです。

クラウドファンディング岡田准一アクションムービー作っていこう。舞台はひらパーにしょう。

f:id:boku-shika:20190628203211j:plain

 

ザ・ファブル(1) (ヤングマガジンコミックス)

ザ・ファブル(1) (ヤングマガジンコミックス)