皆さん、どうも
夏が終わり、食欲の秋がやって参りました。
つまり、秋刀魚の季節です。秋=秋刀魚だと思うほどに、好きです。内臓の苦さと大根おろしが口の中で混然一体となったとき、絶頂ですよ。身ももちろん美味しく、あっさりしながらも濃縮された魚の旨味が爆発です。
しかし、食べる際に秋刀魚とのある闘いが起きます。
如何にカッコよく、スマートに食べられるかです。
当たり前やあまり気にされない方と様々な方がいると思いますが、スマートに食べたいが故に、内臓部分の骨を食べてしまうときがあるほど、非常に繊細に、神経質なほど。
(美味しい秋刀魚は骨が柔らかいので、内臓あたりの骨程度なら、体感上、平気です。)
駆り立てられる理由は、ただ一つ。
カッコよく、スマートに食べたいからです。
外食で秋刀魚を食べる際に、一緒に食べる人に「魚を食べるの綺麗だね。」と言われた際には、内心ガッツポーズですよ。
別席の外国人に「あいつ、魚をあんなに綺麗に食べてやがる。」と驚愕の表情させたときには、内心ニヤニヤです。
手順としては
①背骨に沿って上側の身を横に、一閃
②横一閃した身をスマートに食す
③頭と背骨、下側の身を分離
④下側の身を食し、カッコ良くご馳走様
最大の見せ場としては③の骨と身を分離させるシーンです。綺麗に分離できたときには快感です。男の仕事の八割は決断と教えてくれた鳴海荘吉のおやっさん との約束が果たせます。
ここまで語ると秋刀魚を食べるのが好きではなく、スマートな自分に酔いしれてるだけではと思いますが、違います。
秋刀魚がいてこそ、カッコよくなるのです。いわば僕は秋刀魚の相棒の大根おろしです。秋刀魚をより一層引き立てるあいつです。秋刀魚がいるからこそ、魚の骨をカッコ良く、スマートに食べたいと思う情熱を燃え上がらせるのです。もはや闘いではなく、共闘です。秋刀魚と僕の二人三脚でカッコ良く、スマートな秋刀魚男子になるのです。
そんな秋刀魚を美味しく、カッコ良くスマートに家で食べるそんな今日この頃です。
秋刀魚の相棒はカボスもいました。カボス先輩ごめんなさい。