カラオケほど、楽しさが一緒にいる人に左右されるものはない。
一般曲が歌えない隠れオタクが職場のカラオケに参加してしまった。
ドラマ版『トクサツガガガ』で、特撮オタクゆえにカラオケの歌う曲がない仲村叶の状況と同じでは?と楽しむ感覚があったのは刹那。
歌う曲がない…!
瞬時に現実に引き戻される。
どうしよう。まずい、ついに来たかこの時が…!
職場の僕はカラオケに誘われるのをひたすらに避け、過ごしていた。
一般的な曲を知らないことに加えて、ロックバンド、特撮ソングやデジモンといったニッチ層にしか響かない曲を友達と行く。または一人カラオケでしか歌わなかったツケがここでやってきた。
ただ、僕もそんな弱くない。
いつ、どこで、どうやって、誘われるか分からない現実で、狩られるだけの草食動物ではない。ある程度ウケる曲を練習し、草食動物なりに生きる知恵を磨いていた。
身バレや社会で生きることにプライベートを割くという本末転倒感はあるが、それで守れるなら安いもの。
そんな状況にならないよう立ち回りするから大丈夫だろうと、どこか油断していた。
いざ、目の前に危険が来ると焦る。
想定していた際に練習した曲はなんだっけ?焦りすぎて、頭がパニック。
これではダメだ。ひとまず吐きそうな体で、トイレに行き、作戦を練らなければ。
今あるカードをタイミング良く切るには、
敵(職場メンバー)を知る。
メンバーの年齢層から、認知度が高い曲を探す。一部の人が知っている曲だけでは、何週か回ってくるサイクルに対応ができない。もちろん、ある程度は自分が歌える曲であることは欠かせない。
気を付けたいのはドラマやCMのタイアップ曲の場合、カラオケ映像がその作品である場合がある。場違いな映像が流れることは死に繋がる。
ここから導かれること
1つ、認知度がある
2つ、年齢層を考える
3つ、歌えること
この3点を抑え、オタク要素を排除した戦い抜いた曲の一部を紹介する。
「夢」 THE BLUE HEARTS
定番といえば、定番。だからこそ、大切。
上司から、今の世代まで多方面をカバーしてくれる。
歌いやすい+盛り上がることもあるんですが、純粋に曲が好きだった。
先手必勝で自ら曲を入れ、雰囲気を作るのもありです。雰囲気さえ作ってしまえば、後は流れで誰かが勝手に盛り上げてくれる。「あれ、○○さん歌わないんですか?」と言われる心配もなくなる。
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「2億4千万の瞳」 郷ひろみ
バラエティー番組や当時の人気絶頂時代を聞いていた人もいるため、認知度が高い。
特に上の世代ウケがいい曲。
ただ、バナナマン日村さんのモノマネメドレーが脳裏をよぎるのが玉にエキゾチック。
Love so sweet 嵐
今話題の嵐から一曲。誰でも知ってるということもすごい。
もっとすごいのは、知らないけどなんとなく歌えてしまいそうな気持ちになるのが素晴らしい。
結婚式でめちゃくちゃ使われていることが上司クラスでも認知度が高いこともこの曲の良いところ。テレビドラマ「花より男子」主題歌で使われていて、そもそも僕の20代直撃曲だった。
All the BEST! 1999-2009(通常盤)(CD2枚組)
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まとめ
僕は戦いに勝ったのだろうか。
いや、カラオケに誘われる限り続いていく。紹介した曲以外にも、自分が歌いやすいレパートリーを増やすことが、危機的状況になっても気持ちに余裕ができる。
曲はもちろんかもしれない、それよりも日々の立ち回りや関係が一番大切な気がします。(上から目線っぽくてすみません)
今この記事を読んで、職場用のレパートリーを増やしたいのなら結婚式で使われている曲を歌えばハズレなしです。
一つ言えることは、嵐が最強。
(今回この曲以外の嵐の歌をデュエットすることになったんですが、なんとなくは歌えたんです。『嵐の曲知らなくてもなんとなく歌える』?のようなタイトルのブログ記事を読んだんですが、どう検索しても見つからない。もし知っている人いたら教えていただきたいです。)