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君と僕による話のネタ置き場

【感想】12話(最終回) 覚醒 SSSS.GRIDMAN 君を救いにきたヒーロー

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アカネを救ったグリッドマンはハイパーワールドに帰り、アカネが現実に覚醒するという物語でエンディングを迎えた。

 

もしかしたら、続編や映画もあるが、個人的には新条アカネの物語として完結しているため、この終わりが良いと思う。

しかし、残った謎に関しては、あーでもない、こーでもないと考えるという僕らのSSSS.GRIDMANはまだ続いている。可能な限り、最終話の感想と併せて、残った謎について嚙み砕いく。

 

   

 

みんなのアクセスフラッシュ

 

Special Signature to Save a Soul

SSSS.GRIDMANのタイトルの由来だ。

 

直訳すると、魂を救う特別なサイン。

しかしこの作品を通じて、訳すのであれば

『心を救うアクセスコード』=GRIDMAN

 

アカネを救うというみんなの心を繋いで一つにする。それがアクセプター。

 

裕太=グリッドマン、新世紀中学生はもちろん、アンチ、アカネを救うという意味ではグリッドマン同盟の六花や内海も含めた一つになったアクセスフラッシュ。

 

厳密に言うのであれば、眠っている本当の響裕太も含まれている。

 

例え記憶がなく、グリッドマンが宿っていても、六花の好きという感情が表出していた。

それは自身を裕太と勘違いしていたグリッドマン、眠っている本当の響裕太が混じりあい、今までの生活や戦いを見たり、体で感じたはずだからこそ、本当の響裕太もまたアカネを救う意思があるはずだ。

僕はそう解釈したい。

 

本当の響裕太にグリッドマンが宿った理由は、新条アカネに自分が好きになるよう設定されたはずなのに、六花を好きになった失敗作(アカネから見たら)だったからだ。またアンチもまた怪獣でない失敗作だった。

 

だが、失敗した人達やアカネの作り物による可能性の力が間違えてしまった新条アカネを救うとこがいい。

 

前回記事でも本当の響裕太について書いてます

【感想】11話 決・戦 SSSS.GRIDMAN 日常というベールを剝がした世界と僕らの役割 - ボクトケーション

 

だから、あの原作『電光超人グリッドマン』の姿は、グリッドマンだけれども、アカネを救うためのSSSS.GRIDMANなんだ。

 

アカネの世界

 

具体的には示されなかったが、仮想世界を作った理由は学校での交友関係なのだろう。

現実にも六花に準じた人間がいたが転校またはアカネ自身が、転校したのではないか。

 

9話の夢の中では、六花だけが入学当初の一学期から夢がはじまる。六花だけが本編開始前の時系列。(部活申込みの用紙を持っていることから)

夢の中のアカネは転校してつつじ台にきており、そもそも、5話の校外学習の際に、アカネが「一学期のころは上手くいっていた」という発言から、一学期までは転校前ということとも読み取れる。

当ブログ9話の感想から引用

www.bokuto10.com

アカネが作った仮想世界は、アカネが作ったレプリコンポイドたちによる理想の世界。

現実逃避のためにリセットされ続ける世界の中、作られた友達により、神様がいた元の世界でやり直す勇気を与えた。贋作が本物の世界に影響を与えたのがにくい。

 

アカネが仮想世界というドアを開け、現実世界で覚醒する。

でも、アカネの仮想世界があってこそ、目覚めたことが現実世界のパスケースが表している。

 

EDの冬の映像は、六花が元の世界に戻ったアカネに思いをはせていて、アカネが作った仮想世界は今もなお続いているエピローグ感があって。

 

まさに作品キービジュアルのアカネにとって「独りじゃない。いつの日も、どこまでも」なのだ。

 


 アレクシス・ケリブの正体

 

敵対するアレクシス・ケリブは暇つぶしで世界を弄ぶ別世界の存在としか言えない。

原作のアレクシス・ケリブにあたるカーン・デジファーも世界征服という漠然とした目的だけだったのもあって。シンプルだから悪役としては輝く。

 

元々、アカネが作った仮想世界のどこかでグリッドマンとアレクシス・ケリブが戦闘をしており、グリッドマンが負けてしまった。

1話冒頭の新条アカネが学校の屋上でみた輝きは裕太に宿る(グリッドマン)とジャンク側のグリッドマン、新世紀中学生の6つに分かれてしまった。一番輝きが少なかったのが裕太に宿ったグリッドマンだったのだろう。

 

だから、「懐かしい姿じゃないかグリッドマン」と発言したのは、過去に戦った経緯があるからで。

 

またアレクシス・ケリブを倒す決め手になったフィクサービーム(原作では、戦闘終了後に壊れたコンピューターワールドを修復)

アレクシス・ケリブがアカネの虚無感を力にしていたため、新条アカネの世界の修復=新条アカネの心を救うこと=アレクシス・ケリブの弱体化に繋がっていた。

 

ウルトラセブンの背景に、元はアカネに作られた存在だった人よるグリッドマン同盟が、神様側の世界に戻る手助けをして、自分だけの無限ともいえる命が、多くの人達の可能性という力に負けた。

 

なんとなく暇つぶし感覚かつ無限の命を持つ『獣拳戦隊ゲキレンジャー』のロンを思い出す。

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六花ママの正体

 

以前から、六花ママの正体がアレクシス・ケリブと予想したり、夢の話では、唯一目が描かれなかったりと謎な存在でしたが、最後まで謎で。

でも、恐らく六花ママも現実世界でもアカネの仮想世界でもない別世界の存在なはず。グリッドマンと同じ黄色の目なのだが、ただハイパーワールドの住人かは不明で。

またアレクシス・ケリブ、六花ママ、グリッドマンだけが唯一目が黄色なこともあり、

 

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1話前の六花と裕太が交わしたやりとり

 

恐らく、裕太が六花に好きと告白したのだろう。

前述で真の響裕太の気持ちが裕太に宿ったグリッドマンにも表出していたことや1話の六花と裕太が病院に向かう際「記憶がないってことはさ、今日のこと全部覚えてないってこと。もし記憶喪失のふりだったら最悪だかんね」ということからも。

先ほども述べたが、アカネを好きなように作られた人間たちの中、裕太だけが六花を好きだったということから、タイミング悪くグリッドマンが宿ってしまうと。

 

最初の告白の結果は不明だが、グリッドマンがいなくなり、覚醒してからの真の裕太君がグリッドマンを宿っても、まだ好きという一途で真摯な気持ちに答えてくれると信じたい…頑張れ、本当の響裕太。

 

懐かしのジャンク部屋

 

全てが終わり、グリッドマンと新世紀中学生と内海らが対面する部屋が、ジャンクの部屋だし、グリッドマンが「本当に信頼できる友達を持つことの大切さを”改めて”思い知った」なんて言うもんだから、あ~~~~~電光超人グリッドマン、直人、ゆか、一平、武史のことじゃん!!!原作を見てきたもう大人になってしまった世代にぶっ刺さる。

”友達”の大切さを改めて思い知ったということを、まるで僕らもジャンクの目の前でグリッドマンから語りかけられている。僕らもまたグリッドマン同盟だった。

 

  

 

アンチとアノシラス

 

怪獣少女アノシラスが、アンチがアカネに渡しそびれた傘をアンチに差しだしたのは、作られた存在だったアンチが新世紀中学生、グリッドマン同盟以外に認められたことのように思えて。またアンチが借りを返す=お礼をすることを満足そうに笑っているアノシラスちゃんと同様、僕も笑ってしまう。

それは原作『電光超人グリッドマン』のアノシラスがグリッドマンに助けられ、アノシラスがお礼にグリッドマンソードを。その元モデルのキャリバーがアンチを助け、アンチはグリッドマンを助けるグリッドナイトになり、借りを返す。

この借りを返し、思いを繋ぐリレーにアンチもまた参加したことが、アンチの赤と青のオッドアイであり、誰かを助ける怪獣であって、怪獣でない証拠なのだから。

 

ビー玉は何を表していたのか

 

ビー玉は、人の感情や気持ちが込められ、相手に伝えられる。

怪獣に込められたアカネの憎悪やイライラが込められ、怪獣の力となる。

実際には、アカネの怪獣の核は歪んでいるが、怪獣として動くときにビー玉という存在となり、完璧な姿になる。ビー玉が核というのが分かりやすい怪獣だと、ゴングリーとナナシB。

アカネの感情が強ければ、強いほど怪獣の力も増す。ナナシBはアカネも気づかないうちに何をすればいいのかわからないという不安や絶望に近い感情を怪獣が読み取とり、Bという存在が生まれてしまったように思える。

 

そしてビー玉は、グリッドマンサイドでも登場している。

最初はサムライキャリバーがラムネ瓶に入ったビー玉を取り出し、シーンはなかったがグリッドマンと気づいていない裕太に渡していた。閉じこもっているアカネの暗示とキャリバーのグリッドマンと一緒に戦う意思の表れを伝えていて。

 

そして、そのビー玉は響裕太に宿ったグリッドマンから、内海に渡される。

キャリバーから、グリッドマン。グリッドマンから内海に。そして、今度は内海から本当の響裕太にビー玉を渡すのだ。これまで内海とグリッドマンだった裕太との友情とグリッドマンであった裕太の感情を込めて。

1話の裕太が内海に「俺ってどんな人間なの?」というのを、今度は本当の響裕太から「グリッドマンってどんな人間なの?」というエモい会話が繰り出されるのだ。

 

前回、自らの役割について悩んでいた内海は、グリッドマン同盟としてのみんなが帰ってくる居場所という役割とグリッドマンと本当の響裕太の友達という役割を果たした。

本編では、どちらかというと与えられた受動的な役割であった。しかしこの世界は本編が終わっても続いていく。本編が終わった世界での役割こそ、内海が主体的に選択した役割なのだ。

 

アカネにとってみんなで一つのSSSS.GRIDMANがヒーローだったように、内海はグリッドマンと本当の響裕太を結ぶ橋渡し、いや、2人にとってのヒーローであり友達なのだ。

 

朧気ながらも、体に刻まれた経験や思いが込められたビー玉、内海や六花たちにより本当の響裕太は覚えているはずだ。かつて自分も新条アカネを救った一人だということを。 

 

だからこそ、ビー玉が思いを繋ぎ、伝えるという解釈に至った。

 

僕にとってのSSSS.GRIDMAN

 

SSSS.GRIDMANを見るまでは、グリッドマンを知らなかった。

それは、もちろん生まれてなかったから当然と言えばそうかもしれない。

今回SSSS.GRIDMANを通じて、原作の『電光超人グリッドマン』をすべて視聴した上で、本作を見れたことがとても良かったし、熱くなった。アニメという形でリメイクし、最後には現実の特撮を思い出させることの感動が子どものころに見ていた人にとっては、まさに夢のヒーローの帰還だったのではないか。その感動を味わえなかったのが残念だ。しかしSSSSS.GRIDMANを通じ、はじめてグリッドマンを知った人には帰還ではなく、夢のヒーローとの出会いだった。僕にとってのSSSS.GRIDMANはここから始まったのだ。

 

(最後にSSSS.GRIDMANでは、必殺バンクや変身バンクが時間の尺を潰さないように使われていたのがとても上手いなと感じました。デジモンTri君そういうとこだぞ。)

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